20080204

IE8はやっぱりWeb標準に準拠しない?

「IE8」はウェブ標準に準拠するのか? オペラCTOが考える3つのシナリオ - builder by ZDNet Japanより。

開発中のIE8がAcid2テストに合格したというニュースの後、そのWeb標準準拠モードは非デフォルトになるというニュースが流れて、なんだかな〜と思っていたところ、去年「Microsoftのブラウザ戦略が不公正」とEUに提訴したあのOperaのCTOの方が考えるIE8の3つのシナリオ、という記事を見つけたので、紹介。

まず一つ目のシナリオ。

1つ目のシナリオは、IE8をウェブ標準に準拠させるかどうか、ユーザーやコンテンツ制作者に「オプトイン」形式で選択させるというものだ。たとえば、Acid2を正しく表示させるために、ユーザーはデフォルトの設定を修正するよう求められるかもしれない。これはAcidテストのガイドラインから外れているため、このシナリオでは、IE8はAcid2に合格しないことになる。

ユーザーがデフォルトの設定をいじることで標準に準拠するモードに切り替えるということかな?
でもIE使っている人の大半はそんな設定はいじらないだろうな…(だったら他のブラウザを使うのでは?)

次に二つ目。

次に考えられるのは、正しく表示されることを強く望むウェブページについてはフラグをつけるよう要求し、この場合はデフォルトの設定を変更するというシナリオだ。ウェブページには、すでにこうした機能が組み込まれている(「DOCTYPE宣言」による切り替えで、これにはすべてのブラウザが対応している)のだが、MicrosoftはIE8ではDOCTYPEと別の仕組みを取り入れると宣言したようなものだ。

これはサイト制作者に「Web標準モードで表示してね」というIE用の記述を追加させるってことでしょ?
これから作るサイトならまだしも、過去に作ったサイトとかは面倒ダヨ。。。
記事のカッコしている中にある通り、DOCTYPE宣言から判断してくれればいい話なのでは?DOCTYPE宣言の存在を無視する意味がわからない。

最後のはちょっと可能性低いんじゃないかと思うんだけど。。。

最後のシナリオは、IE8のコードの中にAcid2のURLをあらかじめ組み込んでおくというものだ。この方法では、Acid2のページだけを特別扱いして、ブラウザがテストに合格したかのように見せかける。これがテストの趣旨に反していることは明らかだし、こんなごまかしではテストに合格したことにならない

要は、Microsoftが正常に表示できないと都合の悪いサイト(Acidテストとか)だけはあらかじめWeb標準モードで表示する仕様にするということダヨネ…
これは大げさに言えばユーザーを騙しているようなものなのでは?こんな仕様になってしまったら、なにも知らないでIE8を使うユーザーは、正しくWeb標準に準拠して制作しているサイトであっても表示や作りに不備があると勘違いしてしまう。

IEがWeb標準に準拠するという意識は昔に比べて、特に開発者の人たちの間で強くなっているんじゃないかという気がするけど、せっかくAcid2テストに合格した表示モードを非デフォルトにしたりするところには、どうしても政治的な意図を感じてしまうし、なによりも一番気になるのは、こういう話題が制作者や開発者の間でしかとりあげられないこと

ちょうどIE8のWeb標準準拠モードが非デフォルトというニュースが出ていたころ、家にあった新聞には、IE7にアップデートしよう、という記事があって「IE7はWeb標準に対応し〜」みたいなことが書いてあったけど、FirefoxやOperaといった別のブラウザに乗り換えるという選択肢については全然触れられていなかった。

Microsoftがこういう姿勢のまま、Web標準とか各ブラウザの対応状況の話題がもっと一般化しないかぎり、制作者のIE対応のための徒労は続くのかもしれない。

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