「ブログの行間」について

標準

まず前置き。
僕も改行をたくさん入れたくなる心理というか、Web標準を守るならどうするとか、仕事中そんなことを考えることがあったので、下記の記事を読んで色々と思うところがあって、それを大分前からこの記事にばーっと書いてました。

で、その後、あんまりまとまってもいないんですが、これ以上まとまる気もしないので、ちょっと落としどころのない中途半端な文章なんですが、そのまま公開します。あしからず。


これ、僕もずっと気になっていました。改行の多い文章は読みづらいんですよね。スクロールする量も増えるし。

タレントのブログにかぎらず、大抵の人は改行を連発しているような気がします。なんでだろう。英語圏とかでもこうなの?
でもまあ、自分自身も感覚的に改行を入れたい時はあるし、気持ちがわからないわけではありませんが。

そこで、ここはひとつ、デザイナー的な目線で、理由と代替案を考えたいと思います。

理由を考えてみる

理由 1 : 文字を読ませたいという気持ちの表れ → 他の行に対してマージンを取る。 → 改行

テキストレイアウトの際に、タイトル等を見やすくするためにマージンを取る事はよくあります。ブラウザのデフォルトスタイルで見出しタグ等にマージンが設定されているのも同じ考え方だと思います。

ただ、マージンをいれれば何でも目がいくわけではなく、アクセントとしてタイトルにマージンがあることで、余白とテキストのレイアウトに緩急が視線の誘導を繋がるので、本文すべてに改行が入りすぎてしまうと、それはそれで緩急がなくなり、読みづらい文章になってしまうと思います。

理由 2 : 実際に喋っているニュアンスをそのまま書いている

ブログの場合、喋り言葉をそのまま文章にしたような投稿が多いので「あ、ちょっとここ間を開けたい」とか、そういう喋りのニュアンスを改行で表しているような感じもします。

そもそもなんで連続改行が使われるのか

この、連続改行という表現の裏には、文字だけでは表現しきれないなにかを広く開けた行間で表したい、という思いと、リターンキーを連打するだけで行間を広く開けられる改行の使い易さがあるような気がします。

Webの制作者であれば、デザインのバランスとかソースの構造を意識しますが、それはあくまで制作側の見方であって、一般の人にとってはソースなんてただの意味不明なプログラムだし、デザインを整える事の優先順位が低い人もいると思います。中には携帯の画面だけで見ていて、携帯で見えるものが Web の世界そのもの、という人もいると思います。
そういった環境で、文章を書きながら内容に抑揚を付けようとすれば、改行を繰り返すくらいしかその方法がない、という人もいるはず。言葉では表現しきれないことを携帯画面の空白=改行に託しているのかもしれません。

そう考えると、言葉を補足するという意味では、改行の連続は絵文字と近いような気がします。

きっと、改行も絵文字も、単なる文字以外でなにかその時の気持ちやニュアンスを表現するための道具なんじゃないでしょうか。

本来は、<h1>タグであったり、スタイルによる行間の設定など、HTMLCSSにも色々な表現が用意されているけど、結局それよりも簡単でよりフレキシブルな道具として、改行や絵文字が定着している、というのが今の状況なんじゃないでしょうか。

ただ、「構造的に正しい」とか「仕様に沿っている」という制作側の目線ではなく、「こっちのほうが便利」「このほうが色んな表現ができる」という視点から、ユーザーに価値を与えるという事が同時にできないと、Web標準という言葉はいつまで経っても制作側の人たちだけの流行語で終わってしまう気がします。

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